ものまねをしてみよう!

こんにちは!鬼束ちひろの歌まねが得意(?)なせーのです。
今回のテーマ「ものまねをしてみよう!」とは TVで芸人とかがやっている名人芸のことではありません(全く関係なくはないですが)
結論を先に言ってしまうと…物事の上達 そして何より脳トレとして 是非ものまねをしてみて欲しい というお話です…
世の中で オリジナルで何でもうまくできちゃう人なんて、それは天才なのだと思うのです。
赤ちゃんは 周りの大人が喋っていたり行動していたりを 真似して育ちますよね?なので 小さい子がお下品な言葉を言ったりすれば「あー、この子の家ではこんな言葉を使っているんだね~…」とか思っちゃいます。親の顔が見てみたい ってね。 サスペンスドラマとかなら 九官鳥が 家庭の事情がわかっちゃうような 事件解決のヒントとか喋ったり。
そんな感じで 生き物は ものまねをして物事を覚えていきます。大人になってもずっとそうです。学ぶ気持ちがあればですけど。
私の場合は 今まで 物真似することでの上達を感じたのは 歌と体操です。残念ながら 柔整師が通る道 柔道は 不器用すぎて上手に真似できず、楽しく投げられるの専門でしたけど…
歌は、保育園時代に 鼻歌でさざんかの宿を歌っていたら、好きな男の子のお父さんから褒められて それ以来歌が好き!な気持ちが今にまで続いているのですが、その頃はまだ 好きなだけで うまくなりたいとかはわからない時期でした。大人になってから なんやかんやで 歌手を目指している人の集まる場所に お稽古で行くようになってから 色々物まねをするようになりました。もちろん ものまね芸ではないので 完コピということではなく 声の出し方とか うまく聞こえるやり方 とかです。私が最後に習っていた先生は ずっと音楽だけで生きている、周りの信頼も厚い 純正スタジオミュージシャンですが、本当にプロとしてやっていける人以外には「歌を楽しむ」のを教えていました。どう歌えばかっこよく様になるか、自分の好きな曲を持って来て、自分の声域に合わせて譜面を書き直し、録音して自分で自分にハモったり。音楽理論は苦手だけど 歌は本当に楽しい。初めて自分の声を聞いたときは絶望するくらいショックでしたけど…たぶん皆さんも自分の声を録音し
たら驚きますよ~。
私は譜面も読めないので とにかく耳で覚えます。更にリズム感だって無いものですから 好きな洋楽もゆっっっくりなものしかやりませんでした。英語って つながると全然カタカナに聞こえないから難しかった~。
歌を習っていた頃の思い出はさておき、たまーにおじさんとかにリクエストされれば 店が暇な日に限り受けています。 私は決して歌が上手とは言えないのですが、カラオケの採点マシンの点数の上げ方はわかります。
まず 音をちゃんと覚えている曲を歌う。これ基本です。これだけで80点はいくでしょう。
そして 自分にあった曲を歌う。これが難しいのです。好きとできるは違うから。ちなみに私の得意は昭和歌謡と唱歌です…
更に点数を稼ぐには 曲の盛り上がり、AメロBメロの強弱をつける。ビブラートを効かせる。
これで90点前後出ます。
ここにものまねが入っているのです。 音を覚えるのもものまね、ビブラートやこぶしといった飾り付けもものまね、ものまねは上達の一歩 ナノです! ちなみに採点マシンは本家の物まねをしすぎると点数は上がりません。歌手本人が歌うと点数低いらしいですしね、変なの…

ものまねの思い出 もう一つは体操です。 私は物心付いた頃からジャッキーチェンに憧れていたけど、大人になるまでもずっと、その夢の追い方がわからずモヤモヤ生きていました。大人になってから体操を始めたのも この辺りの夢を諦めきれなかった足掻きなのですが、最終的に 痛い思いをして そこで 柔道整復師で鍼灸師の先生に出会って 今に至る訳なのですが…
音楽は耳で覚えます。体操は 上手な人のを見てひたすら練習です。 私は運動経験もなくビビりでしたので 少しでも地面から離れる技は できるまでかなり時間がかかりました。とにかく安全な(かっちょいい)技を 上手な人にお手本動画を録らせてもらったりして、イメージしながら何回も何回も…ずっと続けていると 急にひらめきます。特に自分に近いタイプの人で上手にできる人をお手本にすると 理解が早いです。今じゃ おでぶで できないと思いますが、あの頃は人並みにできていたと思います…
そんなわけで 見たり聞いたり想像したり、ものまねって重要だと思うのです。今思い出しましたが、私がサラサラと簡単な絵を描けるのも、幼い頃の写し絵が元ですね。
最近 デイサービスで運動指導して気付いたのが、認知症の方は 動きを理解して真似をするのが苦手なようです。利用者さんが出した手に合わせて 私が鏡になって動くのだけど、全く違う形になります。それでも毎回同じ話をしながらできるまでやります。なぜこの動きをするのか、何のための運動か、これをやればどう活きるか…
真面目なおばあちゃん達は一生懸命着いてきてくれます。一生懸命な人って 癒されるなぁ…
私はいつでも100%の気持ちで仕事をしている反動で、回復を諦めてイヤイヤする人とかに疲れてしまうのですが、短い時間でやらなければならないので、頑張る人には それだけこちらも力が入ります。公平さに欠けているように見えないと良いけど…
私は個人的には 前向きで暑苦しい人が苦手ですが、もしかしたら リハビリしたくない方にはそう見えていたりして…
真面目なおばあちゃんで 動きがまねできない人には ひとつずつバラして何回もやります。それでも難しそうなので、うまくできたときには 満面の笑みで「そう!!そう!!」と ヤッタネ!!の顔を植え付けるようにしている。感情の記憶も これまた重要と思うから。
認知症になると真似することが難しくなるということは ものまねが予防になるんじゃなかろうかと 最近考えているのでございます。
ただ 私の人生において まねっこでひとつ失敗したことがあるので ご注意下さい。 幼い頃 アントニオ猪木が好きで 顎を真似していたら 後に矯正をするはめになりました…母よ すまぬー(>_<) みなさん 本当に 悪い癖だけはつけませぬように…

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